書籍・雑誌

2016年8月27日 (土)

綿矢りさ 「夢を与える」レビュー


 出版社:河出書房新社
 発売日: 2012/10/5
 ジャンル:文芸作品
 作者:綿矢 りさ



■評価
 ストーリー :★★★
 読みやすさ :★★★★  
 スリル   :★
 登場人物  :★★★

 全体    :★★★

      


■内容紹介
幼い頃からチャイルドモデルをしていた美しく健やかな少女・夕子。中学入学と同時に大手芸能事務所に入った夕子は、母親の念願どおり、ついにブレイクする。連ドラ、CM、CDデビュー…急速に人気が高まるなか、夕子は深夜番組で観た無名のダンサーに恋をする。だがそれは、悲劇の始まりだった。夕子の栄光と失墜の果てを描く、芥川賞受賞第一作。
●印象に残った場面・部分
特に盛り上がりもなく、予定調和のないようが進み終わってしまいます。
主人公の夕子には同情的な面もあるんですが、実際やっていることは残念なので同情もできないです。
■感想
娘と母の不思議な関係がなかなかおもしろかったです。 芸能界を視点として描いてるなかで、使うだけ使っておいて用が済んだら捨ててしまうという、芸能界と世間に対する批判が描かれている作品なのかと感じます。 事務所がもっとなにかしらのするものだろと思ったけれど、意外と本人の意思を反映している描き方にもなっていたので、実際にどのような思いで描かれた小説なのか考えさせられした。 一貫して言えるのは終始物悲しい物語です。

2015年3月 1日 (日)

山本周五郎賞受賞作品!原田 マハさん「楽園のカンヴァス」~巨匠ルソーの名作「夢」~

こんにちは

最近読んだ本の紹介です!

山本周五郎賞受賞作品である原田 マハさんの「楽園のカンヴァス」を読みました!

楽園のカンヴァス (新潮文庫)


内容はこんな感じです
ニューヨーク近代美術館のキュレーター、ティム・ブラウンはある日スイスの大邸宅に招かれる。そこで見たのは巨匠ルソーの名作「夢」に酷似した絵。持ち主は正しく真贋判定した者にこの絵を譲ると告げ、手がかりとなる謎の古書を読ませる。リミットは7日間。ライバルは日本人研究者・早川織絵。ルソーとピカソ、二人の天才がカンヴァスに籠めた想いとは――。

美術とミステリーの組み合わせというのは相性が良いですね(*´-`*)ノ
藤原伊織さんの「ひまわりの祝祭」とかダン・ブラウンの作品なども美術との組み合わせでとても惹かれる内容になっていますね

今回読んだ「楽園のカンヴァス」はアンリ・ルソーの最後の作品「夢」と、「夢をみた」という「夢」の対となるかもしれないアンリ・ルソーの幻の作品を巡る物語です

芸術作品・絵画を巡ってこんなにも面白いミステリーが出来上がるのかと思いました

ルソーの「夢」に描かれているヤドヴィガの手のうちには何を秘めているのか!?
最後まで明かされなかったけれども、その手には「情熱」が秘められているのかもしれないという終わり方は後味の良い終わり方でした(*´-`*)ノ

原田マヤさんの作品は初めて読んだけれど、美術に疎いけれど本当に惹かれる内容でした

この本の評価はかなり高いみたいで読んで損はない一冊になっていると思います


今日はこれからこの前録画しておいた『ダイ・ハード ラストデイ』『風立ちぬ』を観たいと思います

それでは(*´-`*)ノ

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